Q & A

 今回のハマノ眼科だよりでは、最近患者さんからよく聞かれる質問の中からいくつかを選んで取り上げてみました。

 夜、寝る前に点眼をしてもいいのですか? 
A1
 夜、寝る前に点眼をしても何の問題もありません。何故、「寝る前に点眼をしてはいけないという変な迷信」が出来たのかを調べてみました。以前(50〜60年程前まで)、一つだけ、亜鉛を含んだそのような点眼薬があったそうです。その点眼薬を処方されるときには、確かに寝る前に点眼してはいけませんという指示が行われていたようです。それが、拡大解釈されて総ての点眼薬に当てはめられていったというのが真相のようです。
 また、夜間は、涙液がほとんど分泌されません。ですから、ドライアイの患者さんにとって、夜寝る前の点眼は大変重要となります。
 コンタクトレンズをしていますが、はめたまま点眼をしてもいいのですか?
 A2
 ハマノ眼科では、基本的にコンタクトレンズ装用中の点眼を特に問題とは考えていません。また、最近の報告でもコンタクトレンズ装用中に点眼を行っても、問題のおこる可能性はほとんど無いと言われています(眼科で処方される点眼薬に限ってはですが)。では、何故このようなことが言われるようになったのでしょうか?多くの点眼薬の中には、細菌の繁殖を防ぐための防腐剤が含まれています。この防腐剤は通常点眼しても、特に目の細胞に影響を与えないごく低濃度に設定されています。ただ、長期間点眼していると、この防腐剤がコンタクトレンズに蓄積して高濃度になり、それが原因で、眼障害をおこす可能性があるということで、コンタクトレンズをしているときには、点眼をしてはいけないという考えが広まったようです。防腐剤の蓄積に関しては、コンタクトレンズによっては、そのようなことがおこる可能性を完全に否定することは出来ません(ワンデーアキュヴューでは、蓄積の問題を考える必要は全く有りませんが)。しかし、実際に多くの眼科医が報告しているように、臨床の現場で問題になるようなことは、ほとんど起こっていません。眼科で処方され、眼科医がコンタクトレンズをしながら点眼してもよいと言った点眼薬は安心してお使いください。
 私は近視なので老眼にはならないと言われましたが本当でしょうか?
 A3
 いいえ、近視でも、遠視でも、乱視でも、ある年齢になると老眼(眼科では、老視といいます)になります。正確にいいますと、きちんと矯正して(つまり、コンタクトレンズや眼鏡などで正視の状態に目をしておけば)、近視でも遠視でも、老眼鏡(眼科では近用眼鏡といいます)が必要となる年齢は同じです。ハマノ眼科で、遠近両用コンタクトレンズを使い始められる方の年齢は42〜43才ぐらいです。その中には遠視の方も近視の方もそして、正視の方もおられます。
 診察を受けて乱視があると言われてびっくりしました。私の目は異常なのでしょうか?
 A4
 乱視というと、「乱」という字があるため悪いイメージを持たれる方が多いようです。しかし、診察していて、乱視のない目というのは非常に稀です。厳密に言えば、乱視のない目は無いと言った方がいいでしょう。ですから、軽度の乱視は、全く問題になりません。困るのは、ある程度以上強い乱視の場合です。乱視のおこる原因や程度によって、ハードコンタクトレンズが適している場合、乱視矯正用のソフトコンタクトレンズが適している場合、眼鏡が適している場合などがあります。


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