今回も、診察していて、よく聞かれる質問とその答えです。
乱視があるのでソフトコンタクトレンズはできないと言われました。本当でしょうか?
いいえ、乱視のある方でも多くの方はソフトコンタクトレンズをすることが可能です。ほとんどの人は多かれ少なかれ乱視があります。乱視が軽度の場合には、通常のコンタクトレンズで問題なく視力矯正が可能です。
しかし、乱視の強い方は通常のソフトコンタクトレンズで十分な矯正をすることができません。このような方には、乱視矯正用ソフトコンタクトレンズ(トーリックレンズと呼ばれます)が必要となります。乱視矯正用ソフトコンタクトレンズには、いくつかの種類があります。乱視は、近視や遠視と異なり、乱視の方向がありますので、その方向に合わせてコンタクトレンズを処方します。
アレルギー性結膜炎と言われました。どんなコンタクトレンズをすればいいのでしょうか?
アレルギー性結膜炎というのは、簡単に言うと、抗原(たとえばスギ花粉症の場合はスギ花粉です)が、目に侵入した場合、目に5000万個あるといわれる肥満細胞の表面にある抗体と結合します。そうすると肥満細胞が活性化され、ヒスタミンなどの目を痒くさせる物質が放出される状態をいいます。コンタクトレンズをしていると、毎日この抗原がレンズに蓄積していきます。その結果、段々と高濃度の抗原に目がさらされ、アレルギー性結膜炎は悪化します。ですからアレルギー性結膜炎のある場合には、ワンデーアキュビューのような抗原の蓄積しない、毎日使い捨てタイプが、目にとって最も良いコンタクトレンズと言えます。
コンタクトレンズをしていると目が乾きます。コンタクトレンズ用の点眼薬はどれも同じような成分なのですか?
コンタクトレンズ用の点眼薬はいろいろありますが、多くは同じような成分を使っています。ただ、その中で特徴的なのは、最近発売された「サンテうるおいコンタクト」です。プラスの電荷を持つ、保水性の高い高分子であるポビドンという成分が含まれています。一方、よく使われているアキュビューシリーズのコンタクトレンズは、すべてマイナスの電荷を持っています。ですから、この表面点眼薬に含まれているポビドンは、アキュビューに結びつき、長くコンタクトレンズの乾燥を防止します。アキュビューシリーズのコンタクトレンズを使用されていて、いままでの点眼薬では、乾燥感の改善が今一つという方は、「サンテうるおいコンタクト」を試されてもいいでしょう。
2〜3月のスギ花粉の時期には、目は何ともないのですが、6月頃になると目がかゆくてたまりません。これも花粉症でしょうか?
おそらく、イネ科植物の花粉に対するアレルギー性結膜炎でしょう。これも花粉症のひとつです。初夏の花粉症を引き起こす原因としては、スズメノテッポウ、カモガヤ、ホソムギ、ハルガヤなどのイネ科の植物が多いようです。
日本では、1月から10月までは、いろいろな種類の花粉が飛散しています。つまり、この期間は、花粉症がおこる可能性があるといえます。

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