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キープティアについて
液体コラーゲン涙点プラグ「キープティア」は、2008年4月より健康保険適用になったドライアイ治療法です。
通常、涙液は涙腺で作られ、まばたきのたびに涙点から涙小管を通って鼻の方へ流れています。従来ドライアイの治療用として使われていたシリコーン製涙点プラグは、この涙点に栓をすることにより、眼内貯留涙液量を増やしドライアイの症状を改善していました。
これは、大変すぐれた治療法で、多くの場合劇的な症状改善効果をもたらします。

ただ、欠点として、

  1. 自然脱落が多い
  2. 肉芽形成がおこりプラグが押し出されてしまう
  3. プラグの迷入とそれに伴う涙小管炎を起こし摘出に手術が必要になる症例がある
  4. プラグによる角膜、結膜上皮障害がおこり、異物感が強い症例がある

などの問題点もあり、軽症から中等度の症例には使いにくいという面がありました。

キープティアキープティアは、従来のプラグと異なり、涙小管に液体のアテロコラーゲンという水溶液を注入します。このアテロコラーゲンは、低温では水溶液なのですが体温近くなると繊維化がおこり、ゲルを形成します(お菓子のゼリーよりやや柔らかい程度)。このゲルによって涙小管を閉塞することにより、眼内貯留涙液量を増やし、ドライアイの症状を改善します。
ハマノ眼科では、多くの方がキープティアによる治療を受けられて、ドライアイの症状の顕著な改善が認められています。

診察料は、2,300円程度、投薬があれば薬剤料が別途必要です。
コラーゲン使用涙道プラグ(キープティア)挿入の費用は片眼3,090円です。(健康保険自己負担分)
ハマノ眼科阪急グランドビル診療所では、水曜日の午前10~12時と月・火・金の午後2~4時にドライアイ専門外来を行っています(予約制)。
ドライアイ治療をご希望の方は、お電話でご予約の上、ハマノ眼科阪急グランドビル診療所にご来院ください。 阪急グランドビル診療所のご予約先